自分のテロップが、なんかダサい
色を変えたら見づらくなった
フォントを変えてみたけど、しっくりこない
動画編集やサムネイル制作をしていて、こんな悩みを感じたことはありませんか?
CanvaやPremiere Proのテンプレートを使えば、それなりに見えるテロップは作れます。でも「もう一段レベルを上げたい」と思ったとき、何をどう変えればいいのかがわからない…
結論から言うと、テロップデザインで脱・初心者するのに必要なのは「センス」ではなく「ルール」です。
フォントの選び方、色の組み合わせ、文字の配置。これらにはプロが守っている基本のルールがあるんです。そのルールさえ押さえれば、テロップのクオリティは確実に上がります。
この記事では、YouTubeやTikTokの動画テロップ、サムネイル、バナーなどに共通する「文字の見せ方」の基本をすべてまとめました。後半ではジャンル別のおすすめフォント一覧も紹介しているので、気になるものがあればぜひダウンロードして使ってみてくださいね。
テロップデザインは「読ませる」より「一瞬で伝わる」が正解

まず押さえておきたいのが、テロップの役割について。
テロップは長い文章を読ませるためのものではありません。パッと見た瞬間に内容が伝わることが最も重要です。
たとえば
「四月二十五日に開催します」と文字で出すより、
「4/25 開催」と記号を使った方が、
一瞬で情報が入ってきますよね。これが「読ませる」と「見せる」の違いです。
テロップが重要な理由は、大きく3つあります。
- 音声なしでも内容が伝わる
電車の中やカフェなど、スマホをミュートで見ている人は想像以上に多いです。テロップがあれば、音がなくても動画の内容が理解できます - 視聴者の離脱を防ぐ
読みにくいテロップは、それだけでストレスになります。「見づらいな」と感じた瞬間に離脱される原因になります - チャンネルの世界観をつくる
フォントや色のトーンを統一することで、チャンネル全体のブランドイメージが定まります
どんなにおしゃれなデザインでも、パッと見て読めなければ意味がない。これがテロップデザインの大前提です。
ここからは、具体的なルールを一つずつ見ていきましょう。
まずテロップデザインで知っておきたい「文字の基本ルール」

テロップのクオリティを上げるために、最初に押さえるべきは「文字そのもの」のルールです。フォントや色の話に入る前に、ここが土台になります。
文字サイズは「スマホで見える大きさ」が基準
YouTube動画の視聴環境は、スマートフォンでの視聴が主流になっています。
つまり、PCの編集画面上で「ちょうどいいサイズ」だと、スマホでは小さすぎることがほとんどです。
目安として、最低でも36px以上は確保しましょう。「ちょっと大きいかな?」と感じるくらいが、スマホで見るとちょうどよいサイズです。
情報の重要度によってサイズに差をつけるのも効果的です。
| テロップの役割 | サイズの目安 |
|---|---|
| メインテロップ(通常の字幕) | 48〜60px |
| 強調テロップ(重要ワード) | 60〜80px |
| 補足テロップ(注釈など) | 36〜42px |
1画面に詰め込む文字数は「20〜30文字」まで
テロップに長い文章を入れたくなる気持ちはわかりますが、文字が多すぎると画面がごちゃごちゃして読む気がなくなります。
1行あたり20文字以内、最大でも2行(合計40文字以内)に収めるのが基本です。
文字数を減らすコツは「文体を変える」ことです。
です・ます調の部分を体言止めに変えるだけでも短縮できます。
また、話している内容をそのまま一字一句テロップにするのではなく、結論だけを抜き出して短くまとめるのもポイントです。
句読点は使わない
テロップでは「、」や「。」は基本的に使いません。句読点があると文字数が増えるだけでなく、画面が「文字だらけ」に見えてしまいます。
区切りたいときは、改行やスペース、テロップの切り替えでリズムをつけましょう。
表示時間の目安
テロップを出す時間が短すぎると読めず、長すぎるとテンポが悪くなります。
目安は「読み終わるまでの時間+0.5秒」です。
| 文字数 | 表示時間の目安 |
|---|---|
| 5〜10文字 | 約1〜1.5秒 |
| 10〜20文字 | 約2〜3秒 |
| 20〜30文字 | 約3〜4秒 |
迷ったら、自分で声に出して読んでみて、読み終わった後に少し余裕がある程度の長さにすると自然です。
最近はVrewやpremier Proを使えば自動で字幕を起こしてくれますが、タイミングが若干ズレてたりします。細かい点は、手動で修正するとよりクオリティアップします。
テロップデザインの配色ルール|色選びで失敗しないための基本

テロップの色選びは、初心者がもっともつまずきやすいポイントの一つです。
筆者自身も、白と黒ベースのテロップから脱却しようと黄色や赤を取り入れたことがあります。しかし、背景とのバランスで文字が見えにくくなったり、色が強すぎて全体が幼稚な印象になってしまったり…「色を使えばおしゃれになる」というのは大きな誤解でした。
ここでは、色選びで失敗しないための基本ルールを紹介します。
初心者はまず「白か黒ベース」で始める
テロップの文字色は、白か黒をベースにするのが最も安全です。
明るい背景(空、白い壁など)には黒い文字、暗い背景(夜景、暗い室内など)には白い文字。この「明度の差(コントラスト)」を確保することが、視認性のすべてと言っても過言ではありません。
色を使いたい気持ちはわかりますが、まずは白・黒ベースで安定したテロップを作れるようになってから、少しずつ色を足していくのがおすすめです。
色を使うのは「強調したい1ワード」だけに絞る
テロップ全体に色をつけるのではなく、特に強調したいキーワードだけに色を使うのがコツです。
たとえば「視聴維持率が2倍になった」の「2倍」だけを赤にする、といった使い方です。全体を赤にすると強調の意味がなくなり、ただ見づらくなるだけです。
縁取り(外枠)は白か黒にする
テロップの縁取り(エッジ)に色を使うと、文字がゴチャゴチャした印象になりやすいです。
筆者も以前、文字を白にして縁取りに色をつけてみたことがありますが、想像以上に見づらく、まとまりのない印象になりました。縁取りは白か黒にして、文字本体との間に明暗の差をつけるのが基本です。
純色(彩度MAX)と真っ黒(#000000)は避ける
カラーピッカーの一番端にある「彩度が最大の色」は、画面上で浮いて見えやすく、目がチカチカする原因になります。
同様に、完全な黒(#000000)も画面上では重くなりすぎることがあります。少しだけグレー寄りにずらした「浅黒」を使うと、自然な仕上がりになります。
赤を使いたいなら少し彩度を落とす。黄色なら少しオレンジ寄りにする。ほんの少し調整するだけで、色の「尖り」がなくなり、全体に馴染みやすくなります。
色が持つイメージを意識する
色にはそれぞれ視聴者に与える印象があります。内容と合わない色を使うと違和感が生まれるので、次の表を参考に選んでみてください。
| 色 | 与える印象 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 赤 | 重要・怒り・情熱 | 注意喚起、重要ポイント |
| 青 | 冷静・信頼・悲しみ | ポイント解説、落ち着いた場面 |
| 黄 | 注意・明るさ・楽しさ | 注目させたい箇所 |
| 緑 | 安心・自然・ポジティブ | 良い結果、メリットの強調 |
配色に迷ったら「3色の黄金比」
色を何色も使うとまとまりがなくなります。配色に迷ったときは、ベースカラー(70%)・メインカラー(25%)・アクセントカラー(5%)という3色の割合を意識してみてください。
たとえば、白ベース(70%)+黒のメイン文字(25%)+赤のアクセント(5%)という構成にすれば、それだけでまとまった印象になります。
また、グラデーションを使う場合は上が明るい色、下が暗い色にすると自然でポジティブな印象になります(逆にすると重くネガティブな印象になります)。3色以上のグラデーションはチープに見えやすいので避けましょう。
「脱・素人」を実現するテロップデザイン装飾テクニック

基本の色選びができるようになったら、次は装飾のテクニックです。ここで紹介するテクニックを一つでも取り入れるだけで、テロップの印象がグッと変わります。
縁取り(エッジ)の使い方
縁取りは、背景が変化する動画でテロップの視認性を保つ基本テクニックです。
- バラエティやエンタメ系:太めの縁取りで視認性と楽しさをアップ。角は丸めると柔らかい印象になります
- おしゃれ系・シネマティック系:縁取りを太くすると野暮ったくなるので、後述するドロップシャドウの方が向いています
縁取りをつけるときの注意点は、文字と縁の間にもしっかり明暗の差をつけることです。白い文字に薄いグレーの縁取りでは、差が小さくて効果がありません。
ドロップシャドウ(影)で自然に浮かび上がらせる
ドロップシャドウは、文字の後ろに影を落として背景から浮かび上がらせるテクニックです。
縁取りを使うとどうしても「バラエティ感」が出てしまう場面、たとえばVlogやシネマティック系の動画では、さりげないドロップシャドウの方が雰囲気に合います。
コツは影の距離を短く、ぼかしを適度にかけること。影が文字から離れすぎると不自然になるので、文字と影が分離しない程度に調整しましょう。
テロップベース(座布団)で複雑な背景に対応する
背景がごちゃごちゃしていて、縁取りやシャドウでも文字が読みにくい場合は、文字の下に半透明の帯を敷く「テロップベース(座布団)」が有効です。
ポイントは文字の上下に余白(パディング)をしっかり取ることです。余白が狭いと窮屈に見えて、かえって野暮ったくなります。
助詞や単位を少し小さくするだけで見違える
「視聴維持率が2倍になった」の「が」「に」のような助詞を、ベースの文字よりも少し小さく(75〜90%程度に)するだけで、重要な単語が目に飛び込んでくるようになり、読みやすさが一気に上がります。
同じように、「円」「kg」「%」などの単位や記号も少し小さくすると、メリハリが生まれます。
これは「やる」と「やらない」で仕上がりに大きな差が出るテクニックなので、ぜひ試してみてください。
文字詰め(カーニング)でプロっぽさを出す
日本語フォントは、ひらがなやカタカナの前後に余白ができやすい特徴があります。漢字が並ぶ部分は詰まっているのに、ひらがなの周りだけスカスカに見える──これが素人っぽさの原因の一つです。
文字間を手動で詰める「カーニング」を行うと、文字全体のバランスが整い、プロっぽい仕上がりになります。Premiere ProやAfter Effectsでは文字ごとに間隔を調整できるので、気になる箇所だけでも詰めてみましょう。
英数字は欧文フォントに切り替える
日本語フォントに含まれている英数字は、デザインが不自然になりやすいです。テロップ内に英語や数字が入る場合は、英数字の部分だけ欧文フォント(Arial、Helveticaなど)に差し替えると、見栄えがワンランク上がります。
テロップデザインの配置・レイアウトのルール

テロップは「何を書くか」だけでなく「どこに置くか」でも印象が大きく変わります。
基本の配置は「画面下部の中央」
横動画の場合、テロップの定位置は画面の下部中央です。視聴者は映像の中心を見ながら、視線を少し下げるだけでテロップが読めるため、最も自然に情報が入ってきます。
ただし、強い強調やツッコミのテロップは画面中央に大きく出すと、インパクトが増します。場面に応じて使い分けましょう。
画面の端ギリギリに置かない
画面の端ギリギリにテロップを置くと、デバイスによっては見切れてしまったり、YouTubeの再生バーやUIと被ってしまいます。
画面の端からある程度の余白を確保し、UIや再生バーと重ならないように配置しましょう。特にYouTubeの場合、画面下部にはシークバーや再生ボタンが表示されるため、下端ギリギリは避けるのが基本です。
顔や重要な被写体に被せない
テロップで出演者の顔や大事な被写体を隠してしまうと、映像としての魅力が落ちます。基本は画面下部に配置しつつ、映像の内容に合わせて位置を微調整する意識を持ちましょう。
アニメーション(動き)と効果音(SE)を活用する
テロップに「ズーム」「スライド」「ポップ(飛び出し)」などの動きをつけると、テンポの良さや感情表現を補強できます。
さらに、テロップの出現に合わせて「ドドン」「ピン」などの効果音をつけると、視聴者の注意を引きつける効果が高まります。
ただし、動きや効果音を多用しすぎると逆にうるさくなるため、ここぞというポイントに絞って使うのがコツです。
縦型動画(TikTok・Shorts・Reels)の場合
縦型動画では、画面の上下にプラットフォーム固有のUI(いいねボタン、コメント欄、説明文など)が表示されます。これらと被らないように、テロップは画面中央付近に寄せるのが基本です。
横型動画と同じ感覚で上下ギリギリにテロップを置くと、ほぼ確実にUIに隠れてしまうので注意してください。
サムネイル・バナーに応用するときのポイント
ここまで紹介したルール(コントラスト、フォント選び、色の使い方など)は、サムネイルやバナーにもそのまま使えます。
サムネイルで特に意識したいのは、スマホの一覧画面で表示されるサイズ(=かなり小さい)でも文字が読めるかどうかです。テロップ以上に「文字数を減らす」「文字を大きくする」ことが重要になります。
デザインの4原則を意識する

テロップのレイアウトに迷ったときは、デザインの基本原則を思い出すと整理しやすくなります。これは「近接・整列・反復・対比」と呼ばれる4つの原則で、テロップに限らずあらゆるデザインの土台になる考え方です。
【近接】関連する情報は近くにまとめる
関係のある情報同士は近くに配置し、関係のない情報とは距離を取る。これだけで、視聴者はどの情報がセットなのかを一瞬で判断できるようになります。
たとえば、商品名と価格のテロップは近くに置く。逆に、まったく別の補足情報は離して配置する。情報のまとまりが視覚的に伝わるだけで、ぐっと見やすくなります。
【整列】位置やサイズを揃える
テロップの左端がバラバラだったり、サイズが場面ごとにコロコロ変わると、無意識に「雑だな」という印象を与えてしまいます。
テロップの位置・サイズ・余白を揃えるだけで、画面全体に秩序が生まれます。編集ソフトのガイドラインやスナップ機能を活用して、位置を意識的に揃える癖をつけましょう。
【反復】同じスタイルを繰り返して統一感を出す
「通常のテロップはこのフォント・この色」「ツッコミはこのスタイル」というルールを決めて、動画全体で繰り返し使うことでチャンネルの統一感やブランド感が生まれます。
飽きさせないという観点も大事ですが、テロップのデザインが変わりすぎると視聴者は無意識にストレスを感じます。テンプレートを作っておくと、制作効率も上がるのでおすすめです。
【対比(コントラスト)】差をつけて目立たせる
重要な情報は大きく・太く、補足情報は小さく控えめに。この差を明確につけることで、視聴者の目線を「見てほしいところ」に自然に誘導できます。
サイズだけでなく、色・太さ・フォントの種類で差をつけるのも有効です。すべてが同じトーンだと、どこが大事なのかがわからなくなってしまいます。
テロップフォント選び完全ガイド|ジャンル別おすすめ一覧

ここからは、動画テロップで使えるフォントをジャンル別に一覧で紹介します。
フォント選びの鉄則は、1本の動画で使うフォントは2〜3種類までに絞ることです。メインのテロップに使う「基本フォント」を1つ決めて、強調やツッコミの場面でだけ「装飾フォント」を加える。この使い分けだけで、統一感のあるプロっぽい動画になります。
まずは「王道ゴシック」からメインを選び、必要に応じて他のカテゴリから1〜2種類をワンポイントで加える、という考え方で読み進めてみてください。
王道・万能ゴシック体(迷ったらまずこれ)
どんなジャンルの動画にも合う、最も汎用性の高いフォント群です。メインテロップにはこのカテゴリから選んでおけば間違いありません。
| フォント名 | 特徴 |
|---|---|
| Noto Sans JP(源ノ角ゴシック) | クセがなく太さのバリエーションも豊富。あらゆる動画に合う万能フォントの代表格 |
| 源暎ニューゴシック / 源暎エムゴ | 源ノ角ゴシックの派生。ひらがな・カタカナが少し大きめに調整されており、テロップとしての見栄えが良い |
| LINE Seed JP | LINEが提供するフォント。読みやすく、親しみやすさや爽やかさを出したいときに最適 |
| ヒラギノ角ゴシック | 洗練された大人っぽい印象。ビジネスや教育系動画に向いている |
| 游ゴシック | 落ち着いたきちんとした印象。教育・解説系コンテンツに |
| 小塚ゴシック | くっきりとした線でクセがなく、幅広いジャンルに馴染む |
| BIZ UDゴシック | 読みやすさを重視したユニバーサルデザインフォント。長文テロップにも向いている |
| メイリオ | モダンでシンプル。小さいサイズでも読みやすい |
| FOT-ロダン | 洗練された雰囲気。ビジネス系の動画に |
| M PLUS 1 | ゴシック系の中でも少し丸みがあり、カジュアルな動画に適している |
| コーポレート・ロゴ / ver2 | 企業ロゴのようなモダンな雰囲気。堅すぎない場面やチャンネルロゴにも使える |
| ロゴタイプゴシック | 通常のゴシックより少しポップにしたいときに |
ポップ・丸ゴシック体(かわいい・やわらかい・エンタメ)
柔らかさや親しみやすさを出したい場面で活躍するフォントです。Vlog、キッズ向け、女性向け、バラエティ系のメインテロップにも使えます。
| フォント名 | 特徴 |
|---|---|
| ラノベPOP | 太くて丸みがあり、エンタメ系のタイトルやサムネイルによく使われる |
| けいふぉんと | 手書き感のある丸っこいフォント。ゆるかわ・ほっこり感を出せる |
| モッチーポップ | けいふぉんとに近い雰囲気。日常系Vlogや子ども向けに |
| VDL V7丸ゴシック / DFP太丸ゴシック | 太めの丸ゴシックで視認性が高い。バラエティや女性向け動画のメインテロップに |
| M PLUS Rounded 1c | ゴシックベースに丸みを加えたフォント。ポップな印象を出したいときに |
| Zen Maru Gothic / 筑紫A丸ゴシック | 柔らかく親しみやすい。女性のVlogやキッズ向けに |
| やさしさゴシック | 丸みを帯びたナチュラルな雰囲気。ライフハック動画と相性が良い |
| にくまるフォント | 可愛い系やポップな印象を強調したい場面に |
| 創英角ポップ体 | エンタメ動画の定番。楽しさを出したいときに |
| モボ / ワンパクルイカ / 源暎ポプる | バラエティやエンタメ動画で楽しさを出すのに適したポップ系フォント |
| コーポレート・ロゴ丸 | コーポレート・ロゴの丸ゴシック版。可愛さを加えたい場面に |
| ルイカ | 様々な企業でも使われている、太くて可愛いフォント |
| バナナスリップ | レトロ感やポップ感を出したいときに |
インパクト・ツッコミ・感情爆発系
感情を強く表現したいシーン、鋭いツッコミ、驚きの場面で使う装飾テロップ向けのフォントです。メインテロップではなくワンポイントで使うのが効果的です。
| フォント名 | 特徴 |
|---|---|
| 851チカラヅヨク | 極太でかすれたエッジ。強いツッコミや怒りの表現に使われるYouTubeの定番フォント |
| レゲエOne | トゲトゲしたデザイン。尖った発言や鋭いツッコミに |
| Pop Fury | レゲエOneに近い雰囲気で、勢いのある場面に |
| 源暎きわみゴ / 零ゴシック | インパクト重視の太いフォント。ドッキリ企画や叫び声に合う |
| デラゴシック / デラスコ | 非常に太く四角い。デラスコはテロップ向けに調整された派生版 |
弱々しい・ネガティブ・自虐系
自信のなさ、失敗、シュールな笑いを誘うシーンで使うと効果的なフォントです。
| フォント名 | 特徴 |
|---|---|
| 851チカラヨワク | 線が細く弱々しいデザイン。悲しいとき・落ち込んだ場面にぴったり |
| おつとめフォント | 筆ペン風の少し太めなフォント。自虐シーンや頼りなさの演出に |
| ADSルンバ | ドジな場面や言い間違いなど、空気を和ませるシーンに |
明朝体・シリアス・高級感
空気を引き締めたいシーン、知的で上品な印象を出したい場面に使います。ただし、明朝体は線が細いため、スマホで見ると潰れやすいという注意点があります。使う場合は太めのウェイトを選びましょう。
| フォント名 | 特徴 |
|---|---|
| 源ノ明朝 | 太さのバリエーションが豊富で、真面目な解説やシリアスなシーンに安心して使える万能明朝体 |
| FOT-マティス | アニメ『エヴァンゲリオン』で使われたことで有名。太くてインパクトのある明朝体 |
| 凸版文久見出し明朝 | 太めの堂々とした明朝体。サムネイルで高級感を出すのに映える |
| Kaisei Opti | 明朝体の雰囲気を持ちつつモダンで読みやすい |
| 源暎ラテミン / コーポレート明朝 / アプリ明朝 | エレガント寄りからスタイリッシュ寄りまで、用途に応じたバリエーション |
筆文字・和風
力強さや伝統的な雰囲気を出したいときに使うフォントです。和風の演出やかっこよく決めたいシーンに合います。
| フォント名 | 特徴 |
|---|---|
| AB鳳 / TA風雅 / 玉ねぎ楷書激 | 力強い筆文字。和風の演出やかっこよく決めたいシーンに |
| 墨東レラ / ABあっぱれ | 墨汁の濃淡やかすれを表現。芸術的な雰囲気に |
| クラフト明朝 / キー筆 | 筆文字の力強さと明朝体のバランスを兼ね備えたフォント |
ホラー・恐怖系
ホラー実況、怪談、オカルトなど、不気味さや緊張感を演出するための特化型フォントです。
| フォント名 | 特徴 |
|---|---|
| 源界明朝 | 文字がかすれて崩れた印象。ホラー実況やオカルト系に強烈なインパクト |
| 暗黒ゾン字 | 不気味さ全開のデザイン。ゾクッとさせたいオチに |
| ほんとはこわい明朝体 / ホムラ明朝 | その名の通り、ホラー系に特化した明朝体 |
| トロノグリッチ(明朝) | バグったようなグリッチ効果入り。ホラーやスポーツ系のスピード感にも |
手書き・個性派・レトロ
通常のテロップとは一味違う、個性的な演出に使えるフォントです。ロゴやタイトル、ワンポイントの装飾として活躍します。
| フォント名 | 特徴 |
|---|---|
| たぬき油性マジック | マジックでざっと書いたようなラフな太線。リアクション動画や商品レビューの強調に |
| あんずもじ | 遊びすぎない可愛さ。読みやすさのバランスが良い手書き風フォント |
| キルゴUかなNB | 80〜90年代のレトロゲーム風ドット調。ゲーム実況や懐古系コンテンツと相性抜群 |
| 無心(むしん) | 不規則な崩し感のある手書き風。感情のこもったモノローグや感動的な演出に |
| むかしむかしフォント / あおさぎ | 絵本のような世界観。遊び心のあるボケ・ツッコミの装飾に |
| どきどきファンタジア | 文字にハイライト(ツヤ)が含まれた可愛いフォント |
| トロノグリッチ(ゴシック) | グリッチ効果入りのゴシック体。スポーツ系動画のスピード感に |
| とがりて | 角が極端に尖ったクセの強いフォント。読みにくいためロゴやタイトルのポイント使い推奨 |
フォント選びのまとめ
たくさんのフォントを紹介しましたが、大事なのは「まず王道のゴシック体を1つ決める」ことです。
おすすめの組み合わせパターンを1つ挙げるなら、次の通りです。
- メイン:Noto Sans JP(通常のテロップ)
- 強調:851チカラヅヨク(ツッコミや感情表現)
- 装飾:けいふぉんと or ラノベPOP(軽い演出やワンポイント)
この3つだけでも、かなりの場面をカバーできます。まずはここから始めて、慣れてきたら少しずつ自分のスタイルに合うフォントを探していきましょう。
今すぐ実践できるテロップデザインの3ステップ

ここまで読んで「なるほど」と思っても、実際に手を動かさなければ変化は起きません。
次の3ステップで、今日から改善を始めてみましょう。
STEP1:過去の自分の作品を見返して「何が違うか」を言語化する
この記事で学んだルール(文字サイズ、配色、縁取り、配置など)を頭に入れた状態で、過去に自分が作った動画のテロップやサムネイルを見返してみてください。
「フォントサイズが小さかった」「色を使いすぎていた」「縁取りに色をつけていてゴチャゴチャしている」こうした気づきを言葉にすることが、上達の第一歩です。
なんとなく「ダサい」と感じていたものの原因が、具体的に言語化できるようになるだけで、次に作るときの意識が大きく変わります。
STEP2:気になるフォントをダウンロードしてみる
前のセクションで紹介したフォントの中から、気になるものを2〜3個ダウンロードしてみましょう。
まずは手元に「選択肢」を持つことが大事です。いざテロップを作るときに「このフォント使ってみよう」とすぐ試せる状態にしておくだけで、行動のハードルがぐっと下がります。
STEP3:実際に使ってみて、ビフォー・アフターを比べる
ダウンロードしたフォントを使って、過去のテロップを1つだけ作り直してみてください。
同じ内容のテロップを「変更前」と「変更後」で並べて比較すると、自分の目で成長を確認できます。小さな変化でも「こっちの方が見やすい」と感じられたら、それが確実な進歩です。
テロップデザインは「引き算」の美学

テロップデザインで大切なのは、凝った装飾をたくさん盛り込むことではありません。
「いかに余計なものを減らして、伝えたいことだけを一瞬で届けるか」、これがテロップデザインの本質とも言えます。
この記事で紹介したルールをもう一度振り返ります。
- 文字の基本:スマホで読めるサイズ(36px以上)、1画面20〜30文字、句読点なし
- 配色:白・黒ベースが基本。色は強調ポイントだけに使う。縁取りも白か黒
- 装飾:助詞を小さく、文字詰めを丁寧に、英数字は欧文フォントに
- 配置:画面下部中央が基本。画面端に余白を取り、被写体を隠さない
- フォント:1動画2〜3種類まで。まずは王道ゴシックをメインに据える
テロップのクオリティが上がれば、動画全体の印象が変わります。まずはこの記事で気になったポイントから、一つずつ取り入れてみてくださいね。

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